ロングテールSEO

一般的にSEOといえばビッグキーワードでの上位表示がステータスとなっているが、実はビッグキーワードからの集客は以外と少ないものだ。
例えば新宿の美容室を探す際、いくらなんでも「美容室」だけで検索する人は少ないだろう。
やはり「美容室　新宿」が圧倒的に多くなるはずだ。
髪をカットしている間に、ネイルも同時にやりたいと思うお客もいるだろう。
そうすると新宿でネイルもやっている美容室を探すことになる。
検索語句としては、「新宿　美容室　ネイル　同時施術」などが考えられる。
あるいは、「新宿　美容室　ネイル　同時」など。
このように複数の語句で検索する事を「ロングテールキーワード」と言い、ロングテールキーワードに対応したコンテンツ作りをする事を「ロングテールSEO」と言う。
実際に顧客となるキーワード媒体は、かなりの割合でロングテールキーワードが占めているのが実情である。
　
危険を伴うビッグキーワードSEO
ビッグキーワードをSEO対策しようとすると、どうしても無理が出てくるものだ。
外部リンクも相当増やさなければならないし、下手をすればペナルティの恐怖に毎日怯えながら検索結果を確認するサイトオーナーは多いのではないだろうか。
もちろん、業種や販売する商品などによっては、ビッグキーワードでのSEOが必要となる場合もあるが、そういった場合以外は、ロングテールSEOを目指した方は遥かに安全で売り上げにも貢献するものだ。
確かにビッグキーワードでSEOが成功していれば、そこに付随するサブキーワードもカバーでき、結果として両方のSEO対策が可能となるので、余裕があれば目指したいところだが、はじめのうちはロングテールでコツコツとアクセスを拾っていく方が賢明である。
　
ロングテールSEOのコツ
まずはGoogleなどでビッグキーワード検索をしてみる。
すると検索窓に関連するサブキーワードがいくつか表示されるので、それらを参照に使えそうなキーワードをピックアップする。
ピックアップしたキーワードを、文中に自然な形で文章として表現する。
この時の注意点として、次のような事は絶対にやらないように。
1.サブキーワードを羅列する。
2.無関係なサブキーワードを大量に盛り込む。(全国の県名・市町村名を羅列するなど)
3.隠し文字でキーワードを詰め込む
　
ロングテールキーワードSEOは、立ち上げたばかりのサイトや、なかなかビッグキーワードで上位表示ができない場合に非常に有効な手段である。
ビッグキーワードはペナルティの危険が高く、労力と費用の割には集客率は低い。
特にSEO業者などに委託した場合、高額な費用を払った上に、順位が上がらない、あるいはペナルティを受けたなどのトラブルも非常に多く報告されている。
GoogleパンダやGoogleペンギン等、過剰なSEOがかえって順位を下げかねない昨今では、「SEOをしないSEO」が注目を集めている。
その代表がロングテールSEOである。
　
アクセス解析ツールだけでは、ロングテールの参考にはならない
アクセス解析を使うと、アクセス元を知る事ができるばかりか、どの検索エンジンからどのような検索キーワードでアクセスされたのかが一目瞭然で知る事ができる。
一見便利だが、これだけ見ているだけでは本当のロングテールキーワードの重要性を知る事はできない。
なぜならば、もっと重要なキーワードがあるかもしれないのに、肝心のキーワードが含まれていないとそのキーワードではヒットしないので、永遠に気付かないでいるかもしれないからだ。
インターネットで稼いでいる人は、サイト作成前に徹底した事前調査をしている。
そこでロングテールキーワードを調べる協力なツールとして、keyword suggestionというサイトがある。
検索Boxにメインキーワードを入力すると、関連するキーワードが信じられないほどの数が表示される。
それらを全て使うのは逆に危険だが、ある程度絞って使えそうなものをピックアップすれば、相当のロングテールキーワードを網羅できるはずだ。
日本語にも対応しているので、ぜひ試してもらいたい。