PCトラブルに強くなる

Webサイトを作成する上で、HTMLの知識や作成ツールの使い方を覚えるのは当たり前の話だが、PCもろもろの知識もあった方が望ましい。
特にWordPressなどのツールを使っていると、プラグインの使用方法や解説サイトを探しているうちに、海外サイトにアクセスするケースが多くなる。
海外サイトで、しかもダウンロードをする機会が増えるので、どうしてもウイルス感染のリスクが高まる。
そのような時に慌てない為にも、普段からPCの予備知識を身に着けておくことをお勧めする。
 
経験談で
私自身、お恥ずかしい話だが、WordPressをはじめてからわずか2~3ヶ月の間に、2度同じウイルスにやられた事がある。
PCに関しては素人よりだが、普通の人よりは若干知識はあるつもりでいたし、ウイルス感染は今まで15年間、一度もかかった事がないし、むしろウイルスソフトそのものがウザイと感じていた。
 
最初の感染「Cystem check」
最初に感染した時、画面にシステムチェックをうながす警告メッセージが表示され、前に見た事があるMicrosoftのハードディスクチェックツールと似ていたように思えたので、何の疑いも持たずクリックしてしまった。
すると無数に小窓が表示され、あっという間にデスクトップ上のアイコンが消えていった。
デスクトップのアイコンだけでなく、マイドキュメントの中身、インターネットエクスプローラーのお気に入り、全てが消えた。
 
実際にファイルがなくなったわけではない
はじめてこのウイルスにやられた時は、ファイルは全部ダメになってしまったかと思ったが、他のPCで検索するとすぐにこのウイルスの正体と対処法がわかった。
実際にファイルがなくなったわけではなく、ファイルやフォルダが「隠しファイル」にされてしまっていたのだ。
 
対処法(Windows)
スタートボタンの上で右クリックし、「エクスプローラー」を起動する。
見えなくなったフォルダやファイルがココでは見れるが、うっすらと半透明になっているはずなので、フォルダの上で右クリックし、「隠しファイル」のチェックを外す。
この作業はShiftキーやCtrlキーで複数選択し、まとめて行う事ができる。
隠しファイルのチェックおを外すと、半透明だったフォルダがクリアに見えるようになったら修復完了。
 
システムの復元
ウイルスというものは、悪意を持ったソフトウエアがインストールされて実行されてしまうものだ。
したがって、感染前の状態に戻す事によって直る場合が多い。
このやり方は、広範囲に渡るウイルスにも応用できるので、ぜひ覚えておいて損はない。
やり方は簡単で、「ファイル名を指定して実行」に「システムの復元」と入力。
「システムの復元」が表示されるので、ダブルクイックで開く。
後は画面の指示に従うだけだが、システムの状態を戻す日付は、なるべく直近のものを選ぶようにする。
例えば今日感染して、システムの復元に昨日の日付があった場合は、それを選ぶようにする。
あまり古い日付を選ぶと、その間にWindows Updateやセキュリティソフトの更新などがあった場合、予期せぬエラーが発生する。
この場合、ウイルスソフトを一度アンインストールし、再インストールすれば問題はない。
Windows Updateがあった場合は、もう一度Updateをやり直せばOKだ。
 
ざっとウイルス感染した場合の例を挙げたが、PCトラブルは他にもいろいろと付きまとうので、PCの知識あは日ごろから鍛錬することが重要である。
イザ!という時の為に、PCは2台以上あることが望ましいが、対処法を調べる程度ならスマートフォンで十分だ。